財務・人事横浜冷凍が12日に発表した2014年10月から12月まで3か月間の決算は、新設物流センターの立ち上げ費用がかさんだほか、荷動きの低下、食品販売事業の利益率低下が響き、営業利益が30.3%減少した。
冷蔵倉庫事業は、新センター4拠点の稼働によって保管収容能力が9万6000トン増加し、88万8000トンとなったが、新拠点の立ち上げ費用、急激な円安・消費増税などの影響で荷動きが低下。利益を下押しする要因となった。
貨物取扱量は、入庫が微増(0.2%増)、出庫が4000トン増(1.3%増)、平均保管在庫量は4万8000トンの増加(6.2%増)となった。タイヨコレイでは、前期竣工したワンノイ物流センター2号棟が旺盛な低温物流ニーズを取り込み、順調に稼働している。
[横浜冷凍の冷蔵倉庫事業]2015年9月期第1四半期決算(単位:百万円)
2015年9月期第1四半期 | 2014年9月期第1四半期 | 増減率(%) | |
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売上高 | 6,339 | 5,933 | 6.8% |
営業利益 | 1,469 | 1,722 | -14.7% |