寺田倉庫、シンガポールの輸送会社とパートナー契約

ロジスティクス寺田倉庫（東京都品川区）は、美術品の保管に強みを持つシンガポールの輸送会社、ヘルトランスとのパートナーシップ契約を4月1日に締結する。

ヘルトランスは美術品保管用の高水準な施設を持ち、国際的なアートフェアの会場としても広く使われるギャラリー・アートスペースを展開している。

寺田倉庫は、ヘルトランスと組むことで、国内だけでなくグローバルにアート事業への展開を目指す。

具体的には、シンガポール・チャンギ国際空港から直結する場所に保税倉庫を持つヘルトランスと組むことで、「海外にも保管の拠点を持ちたい」「日本国内から海外へ美術品を保税状態で輸出し販売したい」といった顧客のニーズに対応。窓口一つで国内から海外への保管を保税状態のまま手間をかけずに行えるようにする。

この取り組みによる初年度の美術品保管数として1000点弱を見込む。これを機に海外拠点を拡大していく。