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JR貨物、2月のコンテナ貨物輸送量は0.2%増

2015年3月12日 (木)

調査・データ日本貨物鉄道(JR貨物)が12日発表した2月の輸送動向によると、中旬の北日本方面での暴風雪や山陽本線で発生した旅客列車と乗用車の衝突事故の影響で、月全体で高速貨物58本が運休となった。前年同期は高速貨物が402本、専用貨物が34本運休したのに対し、今期はその7分の1以下にとどまっている。出荷量も一部で増えた結果、コンテナ・車扱合わせて0.2%増となった。

コンテナ貨物は、農産物・青果物で民間流通米や北海道産野菜の出荷(16.1%増)が好調で、食料工業品(5.5%増)も清涼飲料水や菓子の発送が良好だった。また鉄道へのシフトが進んでいる積み合わせ貨物(4.1%増)も前年を上回った。しかし国内新車販売台数減少の影響で自動車部品(18.5%減)、出荷量が低迷している家電や情報機器(12.8%減)、樹脂・ゴムの出荷が低調な化学工業品(4.3%減)は前年を下回った。コンテナ貨物全体としては前年比1.5%増だった。

車扱貨物は、石油(2.8%減)が北海道での石油輸送終了、セメント・石灰石(12.8%減)が一部顧客の工事需要減で前年を下回った。車扱貨物全体では2.3%減少した。