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JFE物流、東北物流センターが復旧、3か月ぶり再開

2011年6月7日 (火)

ロジスティクス3か月ぶりに復旧した東北物流センターJFE物流(東京都千代田区)は7日、東日本大震災で被災した東北物流センターの復興を完了し、6日から鋼材の受け入れなど物流センター業務を再開したと発表した。

 

東北物流センターは宮城県仙台市の仙台新港に位置し、JFEスチールの鋼材の流通基地機能や、JFE条鋼と東北スチールの物流を担当。月間の取り扱い数量は約12万トンで、東北一円を中心とした顧客に配送している。

 

東日本大震災では、大津波によりセンターの事務所の屋根まで浸水し、倉庫内の商品・沿岸クレーン・電気設備も損傷、多大な被害を被った。地震発生直後から、同社は災害対策本部を本社に設置し、仙台に技術支援部隊を派遣するなどの復興対応策を進めていた。

 

第一船として迎えた福山からの内航船「第5弘栄丸」は6日、鋼材700トンの荷役を開始した。また7日には、自動車用鋼板を中心とした900トンの鋼材も受け入れ、同物流センターは震災後3か月ぶりに鋼材の受け入れと配送業務を再開することとなった。

 

■東北物流センターの概要
所在地宮城県仙台市宮城野区港1丁目24番
取引先JFEスチール、JFE条鋼、東北スチール
敷地面積3万1636m2
倉庫面積8761m2
保管能力2万3000t