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大阪港 5月、内外貿ともに伸び悩み貨物量14%減

2015年8月31日 (月)

調査・データ大阪市港湾局が31日に発表した5月の大阪港の港湾統計によると、外貿・内貿貨物がともに伸び悩んだことを受け、総取扱貨物量は13.9%減(前年同月比)の621万トンにとどまった。

総トン数は878万総トン(1.1%減)と小幅なマイナスとなったものの、入港隻数は10.1%減の1788隻と2桁の減少。このうち外航フルコンテナ船は280隻(5.1%減)、内航フェリー船は161隻(15.7%減)だった。

取扱貨物量は外貿貨物が272万トン(9%減)と3か月連続の減少、内貿貨物も348万トン(17.5%減)で8か月連続の減少となった。

外貿貨物は輸出が82万トン(3.9%増)、輸入は190万トン(13.5%減)となった。

輸出は完成自動車(24.7%減)や非鉄金属(26.5%減)が減少した一方、ベトナム、フィリピンの取扱いが増加した鉄鋼(3.2倍増)や香港、台湾、中国の取り扱いが増加した染料・塗料・合成樹脂・その他化学工業品(13.6%増)、中国の取扱いが増加した金属くず(23%増)などが増えたことで、9か月連続の増加となった。

輸入は製造食品(2.4%増)が伸びたものの、中国、香港の取り扱いが減少した電気機械(27.8%減)、中国の取り扱いが減少した衣服・身廻品・はきもの(13.4%減)、韓国、カナダ、台湾の取り扱いが減少した鋼材(29.4%減)などが減少したことで、3か月連続の減少となった。

外貿コンテナ貨物は、輸出が65万トン(2.6%増)と3か月連続の増加、輸入が172万トン(14.2%減)と3か月連続の減少となり、月間取扱量は237万トン(10.2%減)だった。

コンテナ個数は、輸出が7万2000TEU(11.1%減)、輸入が8万3000TEU(13.2%減)で月間取扱個数は15万5000TEU(12.3%減)となり、3か月連続の減少。

内貿貨物は、移出が148万トン(20.5%減)、移入が201万トン(15.1%減)となりともに8か月連続の減少、フェリー貨物は235万トン(19.3%減)で8か月連続の減少となり、乗降人員は8万人(2.1%増)だった。