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リベリア、内陸物流担う幹線への支援期待

2015年9月4日 (金)
田中理事長(左)とサーリーフ大統領(右)

田中理事長(左)とサーリーフ大統領(右)

拠点・施設国際協力機構(JICA)は4日、田中明彦理事長が8月28日にリベリアのエレン・ジョンソン・サーリーフ大統領と東京都内で会談し、サーリーフ大統領が内陸の物流を担う幹線道路の早期完工に対する期待を表明した。

田中理事長は、エボラ出血熱の流行で中断した2件の無償資金協力「モンロビア首都圏ソマリアドライブ復旧計画」と「モンロビア市電力復旧計画」の迅速な再開を目指すことを伝えた。

サーリーフ氏は、ソマリアドライブは内陸の物流を担う重要な幹線道路だとして、早期の完工への期待を表明。医師や看護師といった保健人材の不足が課題であり、研修による人材育成などの支援をお願いしたいと述べた。

これに対し、田中氏は保健システム強化とインフラ、特に道路整備は重要な課題であり、要望を検討していきたいとした上で、モンロビア首都圏ソマリアドライブ復旧計画について、エボラ出血熱流行期間中の資機材の良好な維持管理に対する感謝を伝えた。