調査・データ日本船舶輸出組合は15日、9月の輸出船契約実績を発表した。
一般鋼船の契約は40隻、153万総トンで、前年同月と比べ3.3倍増加した。内訳は貨物船がコンテナ船10隻、一般貨物船3隻、RORO船2隻、バラ積船がハンディ型10隻、ハンディマックス型5隻、ポストパナマックス型2隻、木材運搬船1隻、チップ船1隻、油送船がスエズマックス型2隻、アフラマックス型2隻、LNG船2隻だった。4-9月分の輸出船受注量は229隻、1204万総トン。
9月受注分の契約態様は、トン数ベースで円建契約が30.6%、円・外貨ミックスが4.2%、外貨建が65.2%、現金払契約が100%、商社契約が15.6%だった。4-9月分では円建契約が17.9%、円・外貨ミックスが11.7%、外貨建が70.4%、現金払契約が100%、商社契約が15.1%となった。
納期別の内訳は、9月受注分としては2016年度ものが17.5%、17年度ものが17.3%、18年度ものが54.5%、19年度ものが10.7%となっている。4-9月分では、15年度ものが1.2%、16年度ものが25.6%、17年度ものが21%、18年度ものが33%、19年度ものが16.8%、20年度ものが1.7%、21年度ものが0.7%だった。
一方、通関実績は29隻、99万総トンで、4-9月分では142隻、546万総トンで、この結果、9月末の輸出船手持工事量は709隻、3374万総トンとなった。