ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

パスコ、輸配送業務改善モデルで補助事業認定

2015年11月20日 (金)

サービス・商品パスコ(東京都目黒区)は20日、大手住設メーカー、輸送企業と3社共同で構築・運用を進める輸配送業務改善モデルが「2015年度次世代物流システム構築事業費補助金」の補助事業に採択されたと発表した。

採択された業務改善モデルは、物流業界の課題と省エネルギー対策の両面を打開する先行事業として評価、採択された。

従来からパスコが提供するロジスティクス支援サービス「LogiSTAR」(ロジスター)をベースに、システム化と業務工程を一体化し、効率的な配送業務を見つけやすく工夫した。

具体的には、複数荷主から寄せられる異なるスタイルの伝票情報をシステムに容易に取り込むツールを整備し、配送業務に付帯する煩雑で膨大な伝票処理を軽減するほか、複数荷主の共同配送計画を立案でき、配車担当者のノウハウをシステムに反映、自動的に配車計画を策定した後、再び配車担当者の知見を反映できるシステムとして、現場に即した配車計画の策定と変更が可能。

1日の作業成果を事業所内に掲示し、管理者からドライバーまで全員で共有できる。ドライバーが携帯する端末で、着時間・荷卸し完了時間・休憩時間などを登録、業務の進捗をインターネット経由で集約し、センター側で管理することにより、到着の遅延など、都度ドライバーに確認することなく、配送先にアナウンスできる。

同社はこのモデルを稼働させることで「労働時間の短縮、積載率の5-10%アップ、車両台数の削減につながる」といった効果が得られるとしている。