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10月の原油輸入量が5.7%減少、石油統計速報

2015年11月30日 (月)

調査・データ資源エネルギー庁が30日に発表した10月の石油統計速報によると、原油輸入量は1539万kl、前年同月比5.7%減と2か月連続して前年を下回った。

輸入量はサウジアラビア(521万kl、11.3%減)、アラブ首長国連邦(344万kl、19.5%減)、ロシア(169万kl、23.9%増)、カタール(104万kl、19.4%減)、クウェート(94万kl、3.8%増)――の順で多かった。

同月の中東依存度は77%で、前年同月に比べて8.2ポイント減と4か月連続で前年を下回った。

燃料油の生産は1453万kl(0.7%減)と2か月連続で前年を下回った。油種別でガソリン、ジェット燃料油、軽油、A重油は増加したが、ナフサ、灯油、B・C重油は減少した。

燃料油の輸入は280万kl(11.9%増)と3か月連続して前年を上回った。輸出は287万kl(15.9%増)で7か月連続して前年を上回った。

国内販売は1454万kl(2.5%減)と7か月ぶりに減少。油種別にみると、ガソリン、灯油、軽油、A重油は前年を上回ったが、ナフサ、ジェット燃料油、B・C重油は前年を下回った。在庫は1106万kl(5.1%増)で3か月連続して前年を下回った。B・C重油は増加したが、ガソリン、ナフサ、ジェット燃料油、灯油、軽油、A重油は減少した。