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原油輸入量が5か月ぶりに増加、石油統計速報

2016年6月1日 (水)

調査・データ資源エネルギー庁が5月31日に発表した4月の石油統計速報によると、原油輸入量は1654万kl、前年同月比3.4%増と5か月ぶりに前年を上回った。

輸入量はサウジアラビア(679万kl、38.4%増)、アラブ首長国連邦(320万kl、19.5%減)、カタール(170万kl、17.3%増)、クウェート(137万kl、3%増)、ロシア(117万kl、41.6%減)――の順で多かった。

同月の中東依存度は87.6%で、前年同月に比べて10ポイント増と6か月連続で前年を上回った。

燃料油の生産は1476万kl(1.6%減)と前年を下回った。油種別ではナフサ、ジェット燃料油、灯油は増加したが、ガソリン、軽油、A重油、B・C重油は減少した。

燃料油の輸入は247万kl(15%減)と3か月連続して前年を下回った。輸出は251万kl(4.8%減)で3か月ぶりに前年を下回った。

国内販売は1426万kl(3.9%減)と7か月連続で減少。油種別にみると、A重油は前年を上回ったが、ガソリン、ナフサ、ジェット燃料油、灯油、軽油、B・C重油は前年を下回った。在庫は920万kl(3.3%減)で9か月連続して前年を下回った。ガソリン、ジェット燃料油は増加したがナフサ、灯油、軽油、A重油、B・C重油は減少した。