サービス・商品インクリメントP(川崎市川崎区)は3日、法人向け地図API「MapFanAPI」(マップファンAPI)を刷新し、物流や配送システムで利用する際に役立つ大型車規制考慮ルート検索やVICSに対応したほか、インバウンド向けサービスに適した多言語マップにタイ・インドネシア語版を追加したと発表した。これにより、対応言語は6言語となった。
新機能の道路規制を考慮した大型車向けのルート検索では、大型乗用車・大型貨物・特殊大型といった種別・総重量・車幅・車高・危険物の有無を指定し、該当する自動車の通行が規制されている道路を回避したルートを検索できるようにした。
大型自動車が侵入した際に逃げ道がなく、重大な危機につながりかねないトンネル・高架下・橋・アンダーパスの規制情報を考慮したルートを検索する。現在の対応エリアは東京都・大阪市・名古屋市の3エリアで、今後、段階的に全国へと拡大する。
また、VICSでリアルタイムに提供される渋滞情報、交通規制情報、駐車場満空情報を地図上に表示する機能を搭載。その渋滞情報を考慮したルート検索に対応し、「最も早く目的地へ到着するルート」が検索できるようになった。
このほか、多言語地図にタイ語・インドネシア語を追加し、日本語・英語・中国語簡体字・繁体字・韓国語と合わせて、6言語7種類の地図が使用できる。
■サービス紹介サイト
http://www.mapfan.com/houjin/api/