ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

プロロジス調べ、2012年の物流施設需要、世界で3700万m2

2011年9月15日 (木)

拠点・施設プロロジスは14日、米国で物流不動産の需要を調査するレポートをまとめた。調査レポートでは、米国の物流不動産の需要にかかわる主な指標の最新情報を分析した上で、生産、商取引、在庫量が回復基調であることから、2012年中に全世界でおよそ3716万平方メートル(4億平方フィート)の新規需要が発生すると予測している。

 

レポートによると、米国の商業と消費は以前のピーク水準を超え、在庫量は記録的な低水準から回復し、2011年の下半期の増加ペースを保つため、今後早いスピードで増加する必要があると指摘。

 

在庫量は不況前の水準に直ちに戻るわけではないが「現時点では経済や消費と照らし合わせて妥当と思われるレベルを下回っている」として、今後も継続的に物流不動産の需要が見込まれ、現在の在庫(新規に賃貸可能なスペース)量に対する新規需要は、2012年中に金融危機前のピーク水準を超えると分析した。

 

また、今回の不況について「根深く景気回復が当初の想定より遅れている」としながらも、世界経済と物流不動産マーケットはことし下半期に回復が見込まれ、最新・効率的な物流施設への需要増加が今後12か月から18か月間続くと考察している。