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ホンダ、和光本社にスマート水素ステーション設置

2015年12月28日 (月)

環境・CSRホンダ、和光本社にスマート水素ステーション設置本田技研工業は25日、同社が開発した高圧水電解システム「パワークリエイター」を採用したパッケージ型「スマート水素ステーション」をホンダ和光本社ビルに設置し、稼働を開始したと発表した。

スマート水素ステーションでは、太陽光発電による再生可能エネルギーから水素を製造し、CO2フリーの水素供給を行う。また、ホンダ青山本社ビルでもスマート水素ステーション設置に向けた準備を進める。

同社は2010年からパワークリエイターを用いた実証実験を米国ロサンゼルスで開始。12年に環境省の委託を受け、日本で初めてパワークリエイター搭載の水素ステーションを埼玉県に設置した。

14年には水素の製造、貯蔵、充填機能を世界で初めてパッケージ型に収納したスマート水素ステーションに進化させ、岩谷産業やさいたま市、北九州市とともに実証実験を開始。CO2排出ゼロの水素製造を視野に関連技術の検証を重ねてきた。

一方、政府は13年から規制改革会議で、スマート水素ステーションのような小型水素ステーションの普及を促進するために関連規制の見直しに取り組んでおり、15年度中の実現を目標にしている。