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伊藤忠ロジ、中国に低温物流の合弁会社設立

2016年1月4日 (月)

国際伊藤忠ロジスティクスは4日、松岡(山口県下関市)と共同で、中国国営の水産会社最大手「遼寧省大連海洋漁業集団」グループと冷凍冷蔵輸送事業の3社合弁会社「大連遼漁遠洋冷鏈(れいれん)物流」を設立し、営業を開始すると発表した。

中国で鮮度意識が高まっていることを受け、さらに高品質な物流サービスを提供するために設立した。

冷凍水産・畜産品原料を中心とする川上物流から、低温管理を必要とする水産物、畜産物の中級品・高級品を大連地区のレストラン、スーパー、コンビニなどに配送する川下物流までのネットワークを構築し、その範囲を大連市のある遼寧省から吉林省、黒竜江省を加えた東北三省へと広げていく。

伊藤忠ロジスティクスは2002年に山東省・青島市に山東愛通海豊国際儲運を設立し、冷凍冷蔵倉庫、コールドチェーン事業を上海、武漢、広州へと展開しているが、新会社を設立したことで北は哈爾浜(ハルビン)から南は広州まで、中国主要都市を結ぶ南北のコールドチェーンネットワークを構築。今後は高度な温度管理を必要とする商材の内販物流ニーズを取り込んでいく。