丸紅、グループ物流機能をロジパートナーズに集約

ロジスティクス丸紅は14日、100％子会社の丸紅紙パルプ販売が、物流子会社・丸紅紙パルプ物流の全株式を11月11日付でロジパートナーズへ譲渡することで合意した、と発表した。

丸紅では、丸紅紙パルプ販売に国内紙・板紙販売商権を集約し、経営資源の集中と選択に取り組んでいるが、競争力強化と国内流通のニーズに対応する物流機能の向上を目的に、丸紅紙パルプ物流の株式をロジパートナーズへ譲渡することにしたもの。

ロジパートナーズが3PL事業で培ったノウハウを基に、丸紅紙パルプ物流の全国の倉庫拠点、配送の有機的見直しによる効率化を図り、客先のニーズに合った個別配送など競争力のあるサービスを提供。

丸紅紙パルプ販売はこの物流機能を活用して、顧客へのサービス向上につなげ、紙・板紙販売事業を強化する方針。

ロジパートナーズは、株式譲渡を機に丸紅の紙・板紙分野でプレゼンスを活かし、商流・物流一体となった展開によって同分野での3PL事業を拡大するとともに、グループ内外の顧客への物流コストの低減とサービスレベルの向上につなげる。

ロジパートナーズは7月末に米菓業界4位の栗山米菓から物流子会社・新潟流通の全株式を取得しており、年内をめどに合併する。また、丸紅紙パルプ物流についても2012年4月をめどに合併し、経営資源を集中、効率化を進める。