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NEXCO東、重量制限を43t超過走行の運送会社告発

2016年4月15日 (金)

事件・事故日本高速道路保有・債務返済機構と東日本高速道路(NEXCO東日本)関東支社は14日、京葉道路下り線千葉西本線料金所で車両制限令の一般的制限値25トンを大幅に上回る車両総重量68トンの大型トレーラーを通行させたとして、運転手と雇用主の「南栄運輸」(千葉県四街道市)を千葉県警高速隊に告発した。

NEXCO東日本によると、南栄運輸の運転手は2015年5月26日、京葉道路下り線千葉西本線料金所(千葉市稲毛区)で、車両制限令で定められた一般的制限値の25トンを42トン超過する車両総重量67トンで大型トレーラーを走行させたほか、11月14日にも同所で制限値を43トン超過する68トンで通行させていた。

NEXCO東、重量制限を43t超過走行の運送会社告発4

南栄運輸は、これまでも道路法違反が多数確認されていたため、高速道路機構とNEXCO東日本では違反の都度、高速道路からの退出などの措置命令を行ったほか、対面での改善指導もしたが改善がみられず、違反行為が行われていた。

これまでは、違反で重大交通事故を発生させた者や違反を繰り返す常習違反者などを対象に告発をしてきたが、昨年1月に国土交通省が、車両総重量が基準の2倍以上の重量を超過する悪質違反者に対しては告発する方針を打ち出しており、高速道路機構と高速道路6社はこの方針に基づいて悪質違反者への厳罰化に取り組んでいる。

NEXCO東、重量制限を43t超過走行の運送会社告発3