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昭和アルミニウム缶、ベトナムに第二製造拠点を設立

2017年2月15日 (水)

拠点・施設昭和電工は14日、連結子会社の昭和アルミニウム缶がベトナムでの事業拡大を図るため、同国中部のクアンナム省に2番目となる製造拠点を新設すると発表した。

昭和アルミニウム缶は、ハノイ市近郊(バクニン省)のアルミニウム製缶メーカーであるハナキャン・ジョイント・ストック・カンパニーを2014年5月に子会社化し、ハナキャン社が所在する北部を中心に、同国での販売を順調に拡大している。昨年後半以降、高稼働が続いていることから生産能力の増強を検討していた。

今回拠点を新設するクアンナム省は、中部最大の都市であるダナン市に隣接し、インフラ整備や企業誘致などの積極的な経済政策を背景に、国内外の飲料メーカーが進出しつつある。中部地域はすでに一部顧客への出荷が始まっていること、今後飲料用アルミ缶の高い成長が見込めることから、進出を決定した。

新工場には年産能力7億缶の缶体の生産設備を1ライン設置。また、缶体ラインの増強に合わせ、ハノイ市近郊の現工場内に缶蓋の生産設備を1ライン新設する。これらの増強により、ハナキャン社の缶体・缶蓋の生産体制は18年10月までに年産20億缶となる。投資額は併せて50億円。