日通、ミャンマーに多機能ロジスティクス倉庫竣工

ロジスティクス日本通運は22日、ミャンマー現地法人がティワラ経済特別区（SEZ）に建設していた多機能ロジスティクス倉庫が竣工したと発表した。6月1日から営業開始する。

ティラワSEZは、ヤンゴン市街地から南東へ20キロに位置しており、日本をはじめタイ、シンガポールなど、建材・食品飲料・アパレル・自動車関連企業を中心に16か国、80社が進出を決めている。隣接するティラワ港では貨物ターミナルの増設やヤンゴン近郊とタイ国境を結ぶ道路の拡張も計画されている。

このセンターでは、温度管理や防カビ対策が求められるアパレル製品、化学品保管を対象とした低温除湿庫を設け、同国内で唯一ティラワSEZだけに認められている保税機能を活かした保税保管サービスを提供する。

ミャンマーでは外国企業が製品を輸入し、国内で販売することを禁止しているが、同SEZ進出企業は輸入した製品に再包装、ラベリングなどを行うことで国内で販売する特例が認められており、同倉庫では流通加工業務が可能となっている。

■施設概要
名称：日通ロジスティクスミャンマーティラワ・ロジスティクス・センター
所在地：Lot No A-9 Thilawa SEZ Zone A, Yangon Region, Myanmar
敷地面積：5万575平方メートル
延床面積：5827平方メートル
倉庫面積：4010平方メートル
事務所：507平方メートル（1階267平方メートル、2階240平方メートル）
構造：鉄骨造平屋建て
主要設備：高床ホーム、ドックレベラー8基、定温除湿庫（1000平方メートル）