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オークネット、東南アへクラウド運行管理拡大

2017年7月24日 (月)

サービス・商品オークネット(東京都港区)は24日、国内で提供しているクラウド型運行管理システム「KITARO」を英語化し、7月20日から東南アジア地域で提供を開始したと発表した。

最初の拠点はマレーシアで、現地企業にクラウドシステムを提供しているTKインターナショナル(セランゴール州)と業務提携し、展開する。今回のサービス開始に伴い、TKインターナショナルはマレーシアの日系企業の協力を得てKITAROによる運行管理の実証実験を始める。

東南アジアでは、経済成長に伴い交通システムが発達する一方、ドライバー教育が十分に行われていないケースが多く、運送業務や外販時の行動管理に課題を抱えている。

これまでは具体的な解決方法がないというのが実情だったが、「KITARO」は車両のリアルタイムの位置情報や走行記録、安全運転管理を「見える化」することが可能となっていることから「運行管理だけでなくドライバーの行動管理を徹底することができる」(オークネット)という。

まずは、マレーシアにある日系企業の運行管理者に対して提供し、日系企業で実績を作った上で現地企業へと展開。シンガポール、フィリピンへの拡張も検討する。