6月の主要ドライ貨物、石炭輸入19％増

調査・データ日本海事センターは22日、6月の主要ドライバルク貨物の荷動き状況をまとめ、公表した。6月の国内輸入は鉄鉱石が前年同月実績を5.8％下回ったほか、仕出地別ではオーストラリアが6.3％減、ブラジルが8.5％減となった。粗鋼生産は4.3％減少。

石炭輸入は19.7％増加した。原料炭が12.6％増、燃料炭が20％増となった。仕出地別ではオーストラリアが23.5％増、インドネシアが5.2％減、カナダ2.1倍増、ロシア13.3％減。鋼材輸出は6.5％減で、5か月連続の減少となった。

一方、中国では鉄鉱石輸入が16％増加した。仕出地別ではオーストラリアが18.7％増、ブラジル19.4％増、南アフリカ14.2％減少した。

石炭輸入は0.7％減で11か月ぶりの減少となった。仕出地別ではインドネシアが2.4％減、オーストラリアが6.8％増、ロシア49.6％増、モンゴル67.4％増。鋼材輸出量は37.8％減と11か月連続で減少した。