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豊田通商、宮城県で農商工連携プロジェクトに着手

2012年4月16日 (月)

荷主豊田通商は16日、グループの豊通食料が出資する農業生産法人「ベジ・ドリーム栗原」が、セントラル自動車、トヨタ自動車、宮城県、大衡村と協力し、宮城県黒川郡大衡村に新設するパプリカ農場で、農商工連携プロジェクトに着手すると発表した。

 

プロジェクトでは、セントラル所有の自家発電設備の廃熱を有効活用し、農産物生産の環境負荷低減を図る。さらに、自動車製造で培ったノウハウを農業の生産性向上に活かす新しい農商工連携モデルの構築に取り組む。

 

具体的には、自動車工場内の自家発電機の隣接地にパプリカ農場を新設。発電機の廃熱を温水で農場に供給し、室温維持に利用する。

 

この熱融通により、エネルギー費の低減を図るほか、省エネルギー性、CO2削減効果も高まり、環境負荷の少ない農産物生産の実現が可能となるとしている。

 

豊田通商は、この農商工連携を通じ、国内市場の93%が輸入品となっているパプリカ市場に安定供給し、農産物の自給率向上に寄与する。

 

ベジ・ドリームは宮城県栗原市の第1・第2農場でパプリカ生産を展開しており、今回の新農場は3拠点目となる。