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佐川急便、東京都江東区に最新鋭の大型物流拠点

2012年4月26日 (木)
12月に竣工する最新鋭大型物流センター

12月に竣工する最新鋭大型物流センター

メディカル佐川急便は26日、東京都江東区に大型物流センターを開設すると発表した。高潮、集中豪雨に備え、防災センターなど重要機能室を2階に配置するなど、災害対策にも配慮した最新鋭の都心物流拠点として、12月から稼働を開始する。

 

新施設は、佐川急便のヘッドオフィス機能、営業店機能、全国への輸送ネットワークを実現するハブセンター機能、流通工程を一括支援するロジスティクスサービスを提供する物流棟――を併せ持つ総合物流センターとして運用する。

 

都心に近い江東区に、佐川急便の営業店とハブセンター機能を併設した大型物流スペース空間を設けることで、輸送リードタイムの短縮や集荷カットオフ時間の拡大などが可能となる。また、物流インフラとして各区画にセキュリティ設備を組み入れ、階高も5.5メートルと保管効率を高めながら、全室に空調を完備し、商品劣化防止や作業効率性を追求できる最新の施設レベルとする。

 

単なる保管倉庫機能だけではなく、大型のクロスドックセンター機能を併せ持つことから、流通加工機能をメインとした異業種複合多目的センターとしても利用できる。商品の入荷から値付け・ピッキング・検品・梱包、出荷までの流通工程を一括してサポートするロジスティクスサービスを提供する。

 

精密機器、電子部品、医療機器、通販各種、販促物、書籍印刷物、アパレル衣料、雑貨などのあらゆる商品対応を想定、企業の危機管理を支援するトータルリコールサービス機能も予定している。

 

都心の幹線道路である明治通りに面し、首都高速9号深川線「木場」出入口からは永代通り経由で約2.1キロメートルに位置している。湾岸道路経由で主要な港(青海、大井、横浜)、空港(成田、羽田)との連携も円滑に行うことができるため、国際化のゲートシティ対応にも適している。

 

環境面では、大規模な壁面緑化、屋上緑化で建物への熱負荷低減とヒートアイランド現象の抑制に寄与する。事務棟は軒の深いひさし、縦ルーバーを採用することで、同じ窓面積の建物に比べて外部からの熱負荷低減を50%以上低減。外壁に設置した開閉式窓と建物中央部に配置した光庭で自然換気、自然採光を取り入れ、機械設備に頼らず自然エネルギーを最大限生かす。さらにLED照明+昼光センサー、節水型トイレ、Low-Eガラス、サブ変電設備の高効率トランス、将来対応用太陽光パネル設置スペースなど、省エネルギー技術を積極的に採用している。

 

■施設概要
所在地:東京都江東区新砂2-2-8
敷地面積:2万8921.02平方メートル
延床面積:7万5266.77平方メートル
物流スペース:4F、5F(1万678.12平方メートル/階)
構造:S造・SRC造
建物:地上6階・PH1階

 

問い合わせ先
佐川急便
関東支社営業開発課
TEL:03-3699-3330
FAX:03-3699-5011