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日本郵船、自動車船に次世代蛍光灯を導入

2012年5月7日 (月)

ロジスティクス日本郵船は7日、同社の運航する自動車専用船「ピクシスリーダー」にオプトロム製の次世代省エネ蛍光灯「E・COOL」50本を試験導入したと発表した。航海中の約1か月間、明るさや耐久性、取り付け方などの性能を検証した後、今夏の入渠時に本船の全照明をE・COOLに交換する。

 

E・COOLは、長年液晶モニターなどに使われてきたCCFL(冷陰極蛍光ランプ)を利用することで、低消費電力、長寿命、高輝度、ちらつきの少ない目に優しい光など、省エネルギーと経済性の両面で優れた特性を持っている。

 

最終的には機関室や乗組員の居住スペースを含め、1隻当たり2000本以上の照明機器を設置する。

 

既存の蛍光灯に比べて40%の省電力が見込まれており、すべての照明をE・COOLに交換することで、航海中のCO2排出量が最大1%程度削減される。定格寿命も約4万時間と既存の蛍光灯の約6000時間に比べて長く、乗組員による取り替え作業の軽減や不意の蛍光灯切れに伴う荷役時のトラブル減少などの効果が期待できる。

 

同社は今後、入渠時期を利用して段階的にほかの自動車専用船への展開を進めていく。