川崎汽船、自動車運搬専用船にLED照明を試験搭載

ロジスティクス川崎汽船は15日、新来島どっく、高工社の協力を得て、自動車運搬専用船「サザンハイウェイ」で船内の貨物積載ホールドと乗組員居住区にLED照明を設置し、実証試験を開始したと発表した。

同社では、貨物積載ホールドに試験搭載されたLED照明について「従来の蛍光灯に比べ消費電力を約15％削減する効果がある」として、新素子を採用した新型LEDの開発により将来的には30％程度の省エネ効果を見込んでいる。

また、蛍光灯の取替え頻度の減少により廃棄処理、乗組員の労力の軽減を図る。LED照明の採用により、照度アップによる荷役環境の改善効果も期待されていることから、「海外の荷役業者へのインタビューを行いながら将来の実用化へ向けた検証を続けていく」としている。