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JR貨物、コンテナ・車扱とも輸送量減

2018年5月16日 (水)

ロジスティクス日本貨物鉄道(JR貨物)は16日、4月の輸送動向を発表した。同月の取扱貨物量はコンテナと車扱合わせて0.4%減少(前年同月比)した。4月は運休を伴う大きな輸送障害もなく、安定した輸送となった(前年は高速貨物40本が運休)。

コンテナは、積合せ貨物がトラックドライバー不足に伴い、東海・九州地区間をはじめとした中長距離帯で荷動きが好調だったほか、自動車部品は大手自動車メーカーの販売台数が堅調に推移していることから順調な輸送となった。エコ関連物資は北海道内発着の建設発生土や関東発の焼却灰が増送となったことから、前年を上回った。

一方、紙・パルプは新聞紙・コート紙の国内需要が低迷していることから、輸送量が大きく落ち込んだ。また、農産品・青果物は北海道産や新潟産などの民間流通米輸送が低調となったことにより前年を下回った。コンテナ全体では0.4%減少した。

車扱は、気温が前年より高く推移し、灯油や重油の需要が落ち込んだことから、前年を下回った。車扱全体では0.5%減となった。