拠点・施設住友ベークライト(東京都品川区)は25日、中国子会社の蘇州住友電木で半導体封止材の生産能力を30%増強すると発表した。生成AI(人工知能)の急速な普及に伴う中国での半導体需要の拡大を背景に、生産ラインを追加し、2028年12月頃の稼働開始を予定する。
同社は1997年から中国で半導体封止材の生産を開始し、2022年には現工場で生産ラインを増設、25年には新工場を稼働させるなど、需要拡大に対応してきた。今回の能力増強では、中国市場で拡大するAIデータセンター向けGPUやメモリー、パワー半導体などの需要への対応力を高める。

▲蘇州住友電木有限公司 半導体封止材の新工場 (出所:住友ベークライド)
半導体封止材は半導体チップを保護し、耐久性や信頼性を確保する材料で、AIやIoT、5G関連デバイス、電動車など幅広い分野で需要が増加している。生成AIの急速な普及を背景に、高性能半導体向け材料の安定供給体制の強化が求められている。
蘇州住友電木の敷地面積は6万平方メートルで、半導体封止用エポキシ樹脂成形材料を製造する。住友ベークライトグループは、日本、中国、シンガポール、台湾、ベルギーに生産拠点を展開しており、主要市場への安定供給体制を構築している。今回の能力増強により、中国市場向けの供給体制を強化するとともに、AI関連など次世代半導体分野向けの高機能・高品質製品の供給体制を強化する。
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