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日立とサイアムセメントG、IoT用いた流通効率化へ協創

2018年9月18日 (火)

▲調印式の様子

M&A日立製作所、日立アジア(タイランド)社、サイアムセメントグループセメント・ビルディングマテリアルズ(SCG-CBM)は18日、SCG-CBMの工場のエネルギー省力化や流通業務の効率化に向けた協創に関する覚書(MOU)を締結したと発表した。

今後3社は、日立のIoTプラットフォーム「Lumada」(ルマーダ)を活用したデジタルソリューションの開発や共同実証を行い、製造現場から物流に至るまでのバリューチェーンのさらなる効率化に向けた取り組みを進める。

具体的には、タイ南部のトゥンソンにあるSCG-CBMのセメント工場で、Lumadaのソリューションコアである「工場シミュレーター」を活用して生産能力や生産管理などの各種データベースを分析し、工場全体の最適な生産計画を自動で立案することで、エネルギー使用量の削減を図る。

また、流通業務については、セメント配送トラックの運行データを分析し、最適な配送計画を立案することで、物流コストや在庫の削減を図る。

3社は今後、共同実証・効果検証を行うとともに、日立のデジタル技術を活用した協創を深耕させ、適用範囲拡大を検討していく。また日立と日立アジアタイランド社は、SCG-CBMとの協創により新たなサービスを構築し、Lumadaのソリューションコアとしての展開を目指す。