ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

川崎重工、31万1000トン型VLCC3番船引渡し

2018年10月26日 (金)

荷主川崎重工業は26日、中国遠洋海運集団(チャイナ・コスコ・シッピング)と共同運営している南通中遠海運川崎船舶工程で、セイバータンカーコーポレーション向けVLCC「チャイナ・コスコ・シッピング」(マヤサン)を同日引き渡したと発表した。

同船は、同社が新たに開発した31万1000重量トン型VLCCの3番船。従来型の球状船首をなくし、喫水線での船長を長くした船首形状を新開発し、採用している。これにより、航走する際に発生する船首波による造波抵抗を大幅に減少させ、推進性能を高めている。

低回転超ロングストローク主機関と高効率の大直径プロペラの採用で低燃費を達成。船体強度の信頼性向上のための新規則調和共通構造規則に対応し、高い安全性を確保している。

■主要目
全長:339.5メートル
長さ(垂線間長):334.1メートル
幅(型):60メートル
深さ(型):28.9メートル
満載喫水(型):21メートル
総トン数:16万2156トン
載貨重量:31万2006トン
主機関:MAN B&W 7G80ME-C9.5-TII型ディーゼル機関1基
連続最大出力:2万2800キロワット×58回転/分
乗船定員:36人
船級:日本海事協会
船籍:パナマ