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調査・データ日本海事センターが27日発表した主要コンテナ航路の荷動き動向によると、貨物量は北米航路（アジア―米国）、日中航路の往航（日本から中国）が減少したが、欧州航路（アジア―欧州）、日中航路の復航（中国から日本）、アジア域内航路は増加した。
北米航路は、往航（アジアから米国、2月）が131万8892TEUで前年同月に比べ6.3％減り、2月単月では過去2番目の荷動き量ながら10か月ぶりの減少。2月の運賃（塩田からニューヨーク）は4.7％増、1TEUあたり2460ドルで9か月連続のプラスとなった。
復航（米国からアジア、18年12月）は48万3826TEUで21.4％減となり、2か月連続の減少。2018年の累計は0.4％減の677.3万TEUで2年連続の減少。2月の運賃（ニューヨークから塩田）は13.7％増の1TEUあたり830ドルで8か月連続のプラスだった。
欧州航路は、往航（アジアから欧州、1月）が161万7169TEUで9.7％増となり、6か月連続のプラスで単月の過去最高を記録。2月の運賃（塩田から英フェリックストウ）は0.8％減の1TEUあたり1250ドルで6か月ぶりのマイナスとなった。
復航（欧州からアジア）は60万113TEUで5.1％増で3か月ぶりのプラス。2月の運賃（英フェリックストウから塩田）は4.3％減の1TEUあたり900ドルで11か月連続のマイナスだった。
日中航路は、往航（日本から中国、1月）は重量ベースで56万2821トンで24.5％減となり、5か月ぶりマイナスで10年ぶりに単月の最低値を記録。金額ベースでは4622億円で2か月連続のマイナスとなり、輸出量上位20品目が大幅減となった。2月の運賃（横浜から上海）は24.3％増の1TEUあたり460ドルで6か月連続のプラスとなった。
復航（中国から日本、1月）は重量ベースで212万3356トンで8％増となり、2か月ぶりのプラス。金額ベースでは8.1％増の1兆2715億円で10か月連続のプラスとなった。「野菜・穀物」を除いて輸入量上位13品目が輸入量、輸入額ともに増加。2月の運賃（上海から横浜）は1TEUあたり660ドルで6か月連続のプラス。
アジア域内航路（日中韓台香ASEAN、1月）は357万9900TEUで4.6％増となり、10か月連続のプラス。2月のアジア域内コンテナ運賃指数は5.4％増の1TEUあたり826ドルで、2か月連続のプラスだった。
