ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

佐川グローバル、管理業務にリコーのAI導入

2019年6月5日 (水)

ロジスティクス佐川グローバルロジスティクスは4日、社内の問い合わせ業務の効率化を図るため、リコー製AI搭載チャットボット「リコーチャットボットサービス」を導入したと発表した。

同社管理部門では、基幹システム操作や人事・経理・総務の申請方法を定めているが、こうした社内ルールに対する社内からの電話やメールによる問い合わせ業務に多くの労働時間が割かれている実態が明らかになったほか、対応できる担当者が限られるため回答が滞ったり、担当者によって回答内容が異なるなどの課題も浮き彫りになったことから、AIチャットボットの導入を決めた。

このロボットは、リコーが開発した初期学習技術によって事前に多くのデータを記憶させることなく、想定する質問とその回答をインポートするだけで手軽に対話することができるのが特徴。

独自の言語認識技術により、日本語の揺らぎや類義語・同義語を自動で高精度に認識し、会社独自の言い回しを追加登録することで、より的確に対応できるようになるという。利用者の傾向や満足度をグラフィカルに表示するダッシュボード機能を搭載しており、蓄積した問い合わせデータを分析、活用することもできる。

佐川グローバルロジスティクスではロボットの導入により、社内からの問い合わせに対してAIが質問のカテゴリを自動で判断し、適切に回答できるようになったほか、問い合わせ内容を可視化し、多く寄せられる質問は事前にアナウンスするなどの対応が可能になったという。