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深夜・早朝の物流活用で効果検証、利用料無料

城南島ストックヤード実証への参加運送事業者募集

2019年6月25日 (火)

行政・団体東京都は8月19日から30日まで、城南島(大田区)で行うストックヤード実証実験の参加運送事業者の募集を開始した。東京2020大会開催時の臨海部の混雑対策の一環として、24時間利用可能な貨物の一時保管場所を増設し、新たな運用ルールを検証する。

大会開催時には、臨海部の主要道路で大会関係車両と海上コンテナトレーラーなどの物流車両が集中し、交通混雑の発生が懸念されており、円滑な港湾物流を確保するためには「港湾関係車両の交通量の抑制と分散化」が必要になる。

そこで、大会開催時に24時間利用可能なストックヤードを増設し、交通混雑が予想される日中にコンテナターミナルから輸入実入コンテナ、バンプールから空コンテナを搬出し、ストックヤードに仮置き、大会の交通需要の少ない夜間・早朝の時間帯に荷主や車庫などへ配送する「夜間・早朝」の物流活用をセットにして効果を検証する。

募集するのは84区画で、1区画につき最大3台となっていることから、最大252台が駐車できる。ストックヤードの利用料金は無料。対象事業者は「一般貨物自動車運送事業の許可を受け、東京港を利用している運送事業者」で、6月24日から7月19日17時まで申し込みを受け付ける。申込者多数の場合は抽選。