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パナソニック、中国でLi電池新工場が竣工・稼動

2012年7月17日 (火)

拠点・施設パナソニックは17日、社内分社のエナジー社が中国蘇州工場内で建設を進めていた、民生用リチウムイオン電池新工場が16日に竣工したと発表した。新工場の稼動で、蘇州工場での極板・セル・電池パックの一貫生産体制を構築し、グローバル競争力を強化する。

 

蘇州、無錫、北京の中国3拠点で一貫生産体制を構築して民生用リチウムイオン電池の生産を増強し、中国生産比率の拡大、現地部材の活用、物流コストの削減などで、コスト低減を図る。中国展開では、コスト低減だけでなく為替変動のリスクヘッジも図る。

 

リチウムイオン電池は、太陽光など再生エネルギーの蓄電用や環境対応車などの動力用といった新しい用途の拡大が期待される一方、ノートパソコンや携帯電話などの民生用途は、グローバルでの競争激化や為替の影響などで、コスト低減が市場から求められているとして、中国に一貫生産体制を構築した。

 

■新工場の概要
構造:4階建て(鉄骨造)
延床面積:4万9000平方メートル
生産品目:民生用リチウムイオン電池の生産