サービス・商品テクノスジャパン(東京都新宿区)は12日、倉庫業務の効率化に向けて独自構築したプラットフォームを用いて、RFIDの位置情報をERP(基幹系情報システム)に連携する実証実験を11月から開始し、新サービスの実用化に向けて展開する、発表した。
今回の実験は、「RFID+ERP連携ソリューション」の効果を試すもので、実用化に向けてAGV(無人搬送車)などを活用し、実際に倉庫運営の効率化と物流の可視化を行うためのさまざまな実験を行う。
最終的には、入出庫実績や実地棚卸結果をシステムに反映させる際の非即時性と人為的ミスの解消を狙うが、まずは棚卸作業に関連する部分のデータ連携を検証し、その後入庫実績、出荷実績データを連携させることで、物流プロセスの効率化・標準化を目指すという。
このソリューションは、テクノスジャパンのプラットフォームとRFルーカスのRFID高精度位置特定技術を組み合わせることで、RFIDタグが貼付された物品の探索のほか、全物品の位置情報管理を自動で行うことができる。これによって棚卸作業や物品探索の省力化、業務効率化、人手不足解消などの効果が期待できる。