日本アクセス、｢川崎扇町物流センター｣で感染者

産業・一般総合食品商社の日本アクセスは24日、川崎市の「川崎扇町物流センター」に勤務する事務職員1人が、新型コロナウイルスに感染していることが22日夜に確認された、と発表した。

同社は、検査結果が出る前の21日と22日に消毒作業を実施。同従業員は事務所内の電算業務を担当してることから、保健所の確認を得た上で物流センター業務は継続している。

厚生労働省のホームページでは、食品を介して新型コロナウイルスに感染したとされる事例は報告されておらず、製造、流通、調理、販売などの各段階で、食品取扱者の体調管理やこまめな手洗いなどの衛生管理が実施されていれば、食品を介した感染を心配する必要はないとされている。

同従業員は、体調不良により15日から勤務しておらず、検査を受けるまでの自宅待機期間中にも発熱の症状はなかったが、検査で「陽性」が判明。濃厚接触者は3人特定されており、自宅待機を継続しているという。

日本アクセスでは、これまでに三重県四日市市の「三重営業所」で5人、広島市の「中四国オフィス」で3人の感染が確認されており、1人が死亡している。

■これまでに確認されている物流関連の感染者数