財務・人事ヤマタネが6日発表した2027年3月期中間期連結決算は、売上高が前年同期比1.9%増の440億1400万円、営業損益が4億3600万円の赤字(前年同期は37億3600万円の黒字)となった。最終損益も4100万円の赤字(同25億5500万円の黒字)に転落した。コメの市場価格下落に伴い、高値で調達した在庫の差損販売や棚卸資産評価損が発生したことが響いた。
主力の食品カンパニーでは、コメ販売事業の売上高が5.0%減の167億6200万円となった。販売数量は7.1%減の2万7000玄米トンで、量販店向けを中心に取扱量が減少した。コメ需給の緩和に伴う市場価格の下落で、前期に高値で調達した25年産米を安値で販売したことが響き、コメ販売事業は18億3000万円の営業赤字となった。加工食品卸売業は好調だったものの、食品カンパニー全体でも13億3900万円の営業赤字(前年同期は27億6300万円の黒字)となった。
一方、物流カンパニーは、国内の一部荷主の取扱量減少や荷動きの低迷があったものの、25年7月に子会社化したヤマタネドキュメントマネジメントとキョクトウが期首から寄与したほか、海外引っ越しの取扱件数が増加し、売上高は3.0%増の128億5300万円となった。傭車費用や人件費の上昇分の価格転嫁、業務効率化を進めたが、一部荷主の取扱量縮小が響き、営業利益は2.9%減の10億3900万円だった。
同社は27年3月期通期の連結業績予想を大幅に下方修正。売上高を従来の985億6000万円から864億円、営業利益を41億1000万円から1億円に引き下げ、経常損益は36億1000万円の黒字予想から3億8000万円の赤字予想に転じた。コメ販売事業では下期も販売単価の下落や在庫の差損販売が続くと見込む。一方、物流カンパニーの通期営業利益予想は23億円で据え置いた。
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