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三井倉庫HD、物流堅調で通期営業益を上方修正

2026年11月6日 (金)

財務・人事三井倉庫ホールディングス(HD)は6日、2027年3月期の通期連結業績予想を上方修正した。売上高は従来予想から140億円引き上げて3300億円、営業利益は10億円引き上げて240億円とした。物流事業で貨物取扱量が想定を上回っているほか、新規案件の獲得や物流拠点の立ち上げ、コスト削減が進んでいることを反映した。営業利益は中期経営計画の最終年度目標である230億円を上回る見通しとなった。

経常利益は従来予想から14億円引き上げて225億円、最終利益は5億円引き上げて130億円とした。受取利息や受取配当金の増加、支払利息の減少による営業外収支の改善も寄与する見込み。期末配当予想は従来の25円から27円に引き上げ、年間配当予想も50円から52円に増額した。

同日発表した27年3月期中間期連結決算は、売上高が前年同期比12.6%増の1655億4100万円、営業利益が同3.1%増の119億9200万円、最終利益が21.1%増の67億7000万円となった。国内外で顧客企業の在庫調整が一服し、貨物の荷動きが堅調に推移したことが増収につながった。

主力の物流事業は、売上高が12.1%増の1610億円、営業利益が0.8%減の127億5400万円だった。ヘルスケア関連貨物や食品原材料の輸入貨物、設備輸送の取扱いが増加し、流通小売業向けの新規業務も開始した。一方、航空貨物輸送では前期の高付加価値輸送需要の反動減が利益を押し下げた。ただ、収受料金の適正化やコスト削減によって、第2四半期単体の利益率は第1四半期から改善した。

不動産事業は主要ビルへの新規テナント入居効果などにより、売上高が28.1%増の50億7300万円、営業利益が61.6%増の24億9200万円となった。最終利益には、前期に計上した本社移転費用がなくなったことや、保険代理店事業の譲渡益6億円を計上したことも寄与した。

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