財務・人事栗林商船が6日発表した2027年3月期中間期連結決算は、売上高が前年同期比4.8%増の282億5800万円、経常利益が同38.6%減の11億1500万円、最終損益が16億9800万円の赤字(前年同期は18億700万円の黒字)となった。国内定期航路ではモーダルシフト需要を背景に貨物取扱量が増加したものの、燃料油価格の上昇に燃料油価格調整金への反映が追いつかず減益となった。さらに、子会社の青函フェリー(北海道函館市)に関連する減損損失22億8800万円を計上したことで、最終赤字に転落した。
主力の海運事業は、売上高が2.7%増の256億1600万円、営業利益が51.0%減の6億5700万円だった。北海道定期航路では、紙製品や紙原料の輸送量が国内需要の減少などを受けて前年同期を下回った一方、鋼材や商品車両の輸送が堅調に推移し、航路全体の取扱量は増加した。
一方、燃料油価格の急激な上昇を燃料油価格調整金に十分反映できず、貨物費や船員費、資機材費の増加も利益を圧迫した。近海航路でも台湾発貨物の一時的な低迷や燃料油価格の高止まりを背景に、減収・減益となった。
青函フェリーの海運事業では、燃料費の増加によって収益性が悪化していたことから、事業計画を見直し、固定資産の回収可能性を検討した。その結果、船舶について22億8800万円の減損損失を計上した。
同社は通期の連結業績予想も修正した。売上高は従来予想から20億円引き上げて565億円とする一方、経常利益は2億円引き下げて24億円とした。最終利益は従来の17億円から6億5000万円へ下方修正した。
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