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三井E&S造船、6.4万トン型ばら積み貨物船引渡し

2020年6月23日 (火)

ロジスティクス三井E&S造船はこのほど、千葉工場で建造していた6万4000重量トン型ばら積み貨物運搬船「スターマル」(STAR MARU)が完成し、同工場で引き渡したことを発表した。

同船は、環境対応・低燃費船ラインナップの6万4000重量トン型バルクキャリアー「neo(ネオ)64BC」の7番船。全長199.99メートルの船体に5つの貨物艙を備え、4基のクレーンを搭載している。

貨物艙は、石炭、鉄鉱石、小麦、大麦、大豆をはじめとする多様なばら積み貨物のほか、長尺物やホットコイルなどの半製品輸送にも対応する。

また、船首と船尾には新開発の省エネ船型を採用し、平水中の抵抗推進特性と波浪中の耐航性や操縦性に配慮。排気ガス中の硫黄酸化物(SOx)を除去するSOxスクラバーを搭載し、2020年1月から強化されたSOx排出規制にも対応する。

スターマルの概要
全長:199.99メートル
幅(型):32.25メートル
深さ(型):19.45メートル
総トン数:3万6463
載貨重量トン数:6万4061メトリックトン
主機関:三井-MAN B&W 6S50ME-B9.3 ディーゼル機関1基
航海速力:14.5ノット(常用出力)
最大搭載人員:25人
船級:NK
船籍:パナマ
引渡日:2020年6月19日