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6月の特積み貨物が15%増加、国交省調べ

2020年8月28日 (金)

調査・データ国土交通省が28日に公表した6月のトラック輸送情報によると、特別積み合せ貨物の輸送量(調査対象24社)は523万8000トン(前月比15%増、季節調整済み4.5%増)、前年同月比2.3%増となった。

平均稼働日数は24.9日で前月に比べて3.1日増加、前年同月との比較では1.1日増加し、稼動1日当たりの輸送量は21万トン(前月比0.7%増、前年同月比2.2%減)だった。宅配便(14社)は3億9972万7000個で前月比4.8%増(季節調整済み2.4%減)、前年同月比17.6%増。

5月との比較では、工場・生産地から出荷されたすべての品目で貨物が増加した。商社・問屋からの貨物は日用品が増加、倉庫から出る貨物は金属製品、機械、食料工業品が増加した。また食料工業品、日用品は季節的需要で増加、金属製品、機械は景気の影響で増加した。地域別でも、北海道、九州・沖縄を除くすべての地域で貨物が増えた。

2019年6月との比較では、工場・生産地からの出荷貨物として、農水産品、金属製品、機械、化学工業品、繊維工業品、食料工業品が減少。商社・問屋からは日用品が、景気の影響により金属製品がそれぞれ減少した。

全国の一般貨物トラック事業者(769社)の輸送量は、前月比12.2%増、前年同月比4.6%減となった。