調査・データ日本海事センターが22日に発表した主要コンテナ航路の荷動き動向(速報)によると、アジアから米国に向かう北米往航(11月)が前年同月比26.9%増で5か月連続のプラスとなったほか、アジアから欧州に向かう欧州往航(10月)も3か月連続のプラスだった。
北米往航は177万7752TEUで26.9%増となり、11月単月で過去最高を記録。11月の中国(塩田)→ニューヨーク間の1TEUあたりの運賃は前年比79.7%増の3900ドルとなった。北米復航(9月)は53万2780TEU(4.6%減)にとどまったものの、7か月連続のマイナス。11月のニューヨーク→中国(塩田)間の運賃は3.8%増の810ドルで7か月連続のプラスとなった。
欧州航路は往航(10月)が136万4273TEU(7%増)で3か月連続のプラス、10月単月では過去最高となった。復航(10月)は75万4844TEU(1.8%減)で4か月ぶりのマイナス。
日中往航(10月)は17.7%増の100.9万トン、金額ベースでは10.8%増の7970億円で、ともに4か月連続のプラス。11月の横浜-上海間運賃は14.9%減の400ドルで7か月連続のマイナス。
日中復航(10月)は4%減の167.2万トンで、金額ベースでは0.1%減の1兆685億円で4か月連続のマイナス。11月の上海-横浜間の運賃は32.8%増の810ドルで9か月連続のプラス。
アジア域内航路(10月)は394万8524TEU(0.6%増)で5か月連続のプラスとなった。