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フォルシア、水素燃料けん引車開発でゴサンと提携

2020年10月13日 (火)

国際自動車部品メーカーの仏フォルシアはこのほど、水素燃料電池を搭載し温室効果ガスを排出しない物流車両の開発で、車両メーカーの仏ゴサンと提携したことを発表した。

ゴサンの車両に搭載するフォルシアの水素貯蔵システムは、最大5キログラムの水素を貯めておくことが可能で、これを搭載した車両は最大12時間稼働できる。

両社は、物流センター内で最大38トンの貨物けん引に使用される「ATM-H2」と、港湾などで最大75トンの貨物けん引に使用される「APM-H2」に、2020年から水素貯蔵システムを搭載する。

▲水素貯蔵システムを搭載する貨物けん引車(出所:フォルシア)

フォルシアでクリーンモビリティ部門のエグゼクティブバイスプレジデントを務めるマチアスミドライヒ氏は、「水素燃料電池のパワートレインは、ゼロエミッション車が高出力かつ長時間稼働するのに最適だ」とコメントし、今回の提携が、商用車、農機、建機をはじめとするゼロエミッションの産業機械にソリューションを提供する同社の水素戦略において重要なステップであることを強調した。