ロジスティクス日本通運が10月30日に発表した4‐9月期(2021年3月期第2四半期)決算は、新型コロナウイルスの影響で日本、米州、欧州など多くの部門で収入が減少し、売上高は9644億円と前年同期比7.2%の減収となった。営業利益は208億円(28.3%減)、四半期最終利益は固定資産売却益の増加で230億円(21.4%増)。
航空輸出貨物の取り扱いが増加したことで東アジア、南アジア・オセアニアの2部門が増収となったが、日本、米州、欧州、警備輸送、重量品建設、物流サポートの6部門は減収。部門利益は東アジア、南アジア・オセアニア、警備輸送、重量品建設の4部門で増益、日本、米州、欧州、物流サポートの4部門は減益となった。
通期は、航空運送を中心とした国際貨物の輸送需要が伸びている一方、「国内貨物の荷動きが想定以上に低調」だとして、従来予想を据え置く。
■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)21/3/中間 | 21/3/1Q | 20/3/通期 | 20/3/3Q | |
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売上高 | 964,464 [-7.2%] | 472,033 [-9.2%] | 2,080,352 [-2.7%] | 1,566,659 [-2.1%] |
営業利益 | 20,875 [-28.3%] | 4,477 [-57.9%] | 59,224 [-25.6%] | 45,044 [-24.2%] |
最終利益 | 23,077 [21.4%] | 9,608 [32%] | 17,409 [-64.7%] | 31,278 [-22.8%] |
売上高営業利益率 | 2.2% | 0.9% | 2.8% | 2.9% |