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三菱電機、脱着カート型搬送ロボット開発

2021年1月29日 (金)

荷主三菱電機は28日、脱着型カート方式の「多用途搬送サービスロボットシステム」を開発したと発表した。センシングや管制システムで安全に自律走行するロボットで、エレベーター・入退室管理システムなどの施設内設備と連携し、自律的に縦横移動できる。今後は病院や商業施設などでの実証と実運用に向けた開発を進め、2021年度以降の製品化を目指すほか、施設・用途を拡張した製品の開発にもつなげる考え。

このシステムは、カートとロボットの組み合わせが可能な脱着型カート方式となっているため、搬送物に応じて設計を変更し、多様な搬送需要に対応。カート単体で利用することが可能なため、据え置きやロボットを呼び出す前の収納作業にカートを装着する利用方法も考えられる。

自律走行ロボットに搭載した測距技術「LiDAR」(ライダー)や3Dカメラなどのセンサーが周囲の状況を認識し、人や障害物などを自動で回避。管制システムが走行指示や運行管理などを自動で行うことで、ロボットの最適な配車やロボット同士のすれ違いが問題なく実行できる。また、三菱電機のIoTプラットフォームに接続することで、自律的なビル内縦横移動が可能になる。

(出所:三菱電機)