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提携先の福岡ソノリク関西物流センター内に開設

農総研、西日本エリアの輸送強化へ新拠点

2021年3月1日 (月)

フード農業総合研究所(和歌山市)は1日、西日本エリアの農産物輸送網を効率化するため、福岡ソノリク(佐賀県鳥栖市)が運営する物流施設「福岡ソノリク関西物流センター」内に「神戸センター」を開設すると発表した。

新拠点では物流と加工を一体化し、機能拡張と規模の拡大で取り扱い農産物を倍増させる計画。西日本の農産物集荷拠点として運用し、輸送網を生かして効率的な輸送と新たな産地開拓につなげる。

農総研と福岡ソノリクは「両社が持つ農産物の仕入・販売網、物流事業に関するノウハウとその他の経営資源を相互に有効活用」することを目的に、2020年10月に資本業務提携を締結。神戸センターは、福岡ソノリクが運営する関西物流センターを活用し、西日本エリアを中心とした農総研の取り扱い農産物の保管、荷捌き、流通加工業務を担う。

(出所:福岡ソノリク)

センター機能を拡充することで、これまで以上に多様な品目・形態の商品受け入れ体制を整えるとともに、九州など遠方産地からの供給増にも対応できるようにする。拠点間物流を強化し、スーパーマーケットからの農産物需要に対応、福岡ソノリクが持つ保管機能を用い、貯蔵出荷に適している商品の付加価値を高めて産直卸事業の取り扱い規模拡大を図る。

今後は西日本エリアで農総研の集荷場からスーパーなど販売店の物流拠点に向けた輸送業務を福岡ソノリクが一手に担う。

■神戸センター概要
操業開始日:2021年5月1日
センター所在地:神戸市灘区摩耶埠頭1番10福岡ソノリク関西物流センター
取扱規模(コンテナ数量):日量1万コンテナ(2倍増)
取扱規模(加工数量):日量10万パック(1.5-2倍増)