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首都高の大口・多頻度割引は最大45%に、深夜も20%

2021年3月12日 (金)

行政・団体国土交通省は12日、「首都圏の新たな高速道路料金に関する具体方針(案)」を示した。2月5日に発表した骨子案に具体的な割引率などを追加したもので、料金水準の更なる整理・統一や、大口・多頻度割引のさらなる拡充を図るとともに、深夜割引を導入する。関係者との調整などを経て、来年4月の導入を目指す。

大口・多頻度割引については、車両単位で実施している多頻度割引を拡充し、契約者単位で実施している10%の大口割引と合わせて、現在の割引率の最大35%を最大45%に引き上げる。深夜割引については、交通量・渋滞ともに少ない午前0時からの4時間を、20%割引の対象とする。

首都高速の一部区間で新たに設ける上限料金については、現在は1キロメートル当たりの料金が29.52円未満である新宿・横浜公園間など3区間のうち2区間を、他区間の上限料金と同じく29.52円に統一。並木・さいたま見沼間については、激変緩和措置として18.7円までの引き上げにとどめた。

なお、5車種区分に整理・統一する予定の、首都高速の車種区分に関する暫定車種間比率の終了については、コロナ禍が続く現況を踏まえて2021年度末まで延長する。

来春に首都圏の高速料金改定へ、新割引導入も