山九、物流業界初のデジタル通貨決済を開始

ロジスティクス山九は19日、デジタル貿易総合サービス「デジトラッド」を提供するSTANDAGE（スタンデージ、東京都港区）の協力により、デジタル通貨を活用した物流費用決済サービスを開始した。両社によれば、物流業界では初めての試みで、米ドルに連動する「USDコイン」など、法定通貨に裏付けられたデジタル通貨を使用する。

両社は2月から、アフリカの経済大国であるナイジェリアと日本間の国際輸送における山九への物流費用の支払いに、デジタル通貨を使用する実証実験を4回実施。決済方法として支障がなく、金流の簡便化を図ることができると確認したという。

なお、両社は3月に資本業務提携を行い、山九の国際物流サービスとデジトラッドの連携を開始。今後は決済と物流の自動化により、物流業務におけるDX（デジタル・トランスフォーメーション）を進めるとしている。

（出所：スタンデージ）