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大和物流、滋賀の施設が建替えで面積5倍に

2021年5月31日 (月)

拠点・施設大和ハウス工業の子会社の大和物流(大阪市西区)は5月31日、滋賀県湖南市の物流施設「滋賀物流センター」の建て替え工事を完了した。建屋を平屋から地上3階建てにしたことで延床面積は5倍となり、別棟を含む合計は1万8788平方メートルに拡大。6月1日から稼働する。

同センターは2003年5月に開設後、建材や住宅設備機器の保管・輸配送拠点として稼働。18年には敷地内に別棟を増築した。今回の建て替えは、今後のさらなる物流ニーズの多様化を見据えて実施したという。

トラックバースは低床式で、建材などの重量物の取り扱いに最適な仕様とした。倉庫内には貨物用エレベーター2基と、垂直搬送機1基を設置。また、奥行10メートルの庇を設け、天候に左右されずに入出庫を行えるようにした。

なお、同センターは県内最大級の工業団地「湖南工業団地」に隣接し、名神高速道路や国道1号にアクセスしやすいことから、今後は関西エリアに拠点を置く製造業者や流通業者などに、改めて保管・輸配送拠点としての活用を訴求する考え。

■「滋賀物流センター」の概要
所在地:滋賀県湖南市朝国字東261-1
敷地面積:1万4722.85平方メートル(4453.66坪)
延床面積:本棟1万5356平方メートル(4645.19坪)、別棟3432平方メートル(1038.18坪)、計1万8788平方メートル(5683.37坪)
構造・規模:鉄骨造・地上3階建て・低床式
床荷重:2トン/平方メートル(1階)、1.5トン/平方メートル(2・3階)
搬送設備:貨物用エレベーター2基、垂直搬送機1基
アクセス:名神高速道路「竜王インターチェンジ」から10キロ、「栗東湖南インターチェンジ」から11キロ、JR草津線「三雲駅」から1キロ