荷主サナース(東京都品川区)は5日、ドイツNEUERO(ノイエロ)社製の港湾荷役機械「ニューマチックアンローダー Flexiport(フレキシポート)F800」を苫小牧埠頭へ納入し、7月から運用を開始したと発表した。同機種の国内導入は初めてで、港湾物流における荷役の効率化や省人化、環境負荷低減への効果が期待される。

▲港湾建設機械「Flexiport F800」(出所:サナース)
Flexiport F800は、船舶でバラ積み輸送される穀物、飼料原料、鉱物原料、バイオマス燃料などの粉粒状貨物を空気の力で吸引・搬送する設備。崩れにくい飼料原料もほぐしながら効率的に吸引できる「メカニカルインテークノズル」を世界で唯一搭載する。
また、高真空・高風量技術を応用した空気輸送システムと、配管を利用した密閉搬送方式を採用。荷役時の粉塵飛散を最小限に抑え、低騒音の運転にも対応する。重機への依存を低減し、荷役作業の自動化・省力化を促進することで、燃料消費やCO2排出量の削減、安全性向上にも寄与する。
苫小牧埠頭では、飼料原料の荷役のため、既存機からリプレイスした。2026年4月策定の中期経営計画では、事業戦略・経営基盤戦略として「業務の合理化・効率化(スマートロジスティクスの推進)」、サステナビリティ経営として「自社CO2排出量削減」を掲げており、今回の導入では環境負荷の低減や作業の効率化、高度化、作業環境の改善への寄与が期待されている。
荷役効率は旧設備の2倍となり、重機の小型化や稼働時間の削減、省力化につながる機械として導入した。
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