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AIG損保、貨物賠責保険に自然災害補償など追加

2021年6月30日 (水)

産業・一般AIG損害保険(東京都港区)は7月1日、運送業者貨物賠償責任保険を大幅に改定する。甚大な自然災害などが増加している近年の情勢を勘案し、新たに「自然災害における運賃等」「見舞費用」「残存物取片付け・廃棄費用」の実損分に対する補償を追加する。

同社によれば、これらは業界初の独自の補償で、1事故に対する支払限度額は100万円。自然災害を起因とする事故により損傷した貨物に係る運賃や、荷主または元請運送人に支払われる見舞金、貨物の残存物の取り壊しや清掃・搬出・廃棄などの実費分を支払う。

今回の改定ではさらに、輸送中や仕分け・積み替えなどの一時保管中に加えて、倉庫などで保管中の貨物も補償可能とする。また、1事故支払限度額の上限をこれまでの5000万円から1億円にまで引き上げるとともに、第三者賠償責任担保特約の保険金額を1000万円から1億円に、運送継続・急送費用、通常時の事故により損傷した貨物の残存物の取り片付け費用、廃棄費用の1事故支払限度額を、それぞれ200万円から500万円に引き上げる。