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飯野海運、ドライバルク船市況好調で通期上方修正

2021年8月5日 (木)

財務・人事飯野海運は5日、2022年3月期の通期連結業績予想を上方修正した。ことし5月11日に公表した前回の予想数値について、売上高を880億円から920億円に、営業利益を41億円から45億円に、経常利益を39億円から50億円に、親会社株主に帰属する当期純利益を60億円から80億円に引き上げた。今回の修正により前回予想から一転、最終増益になるとした。

外航海運事業について、ドライバルク船の市況が期初予想よりも高い水準で推移していることに加えて、船舶の売却益などを計上する予定であることから、通期業績予想の上方修正に踏み切った。

同日発表した2022年3月期第1四半期連結決算は、売上高が前年同期比7.9%増の236億400万円、営業利益が同58.3%減の10億9800万円、経常利益が同57.7%減の11億7700万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同97.0%減の9000万円となった。外航海運事業で、ドライバルク船で物量の動きが回復し好調だったものの、大型原油タンカーやケミカルタンカーの市況が低調に推移したことから、収益を押し下げた。